決心の夏、身体だけが知っている – 十四時過ぎのカゲロウ

十四時過ぎのカゲロウ

キリンジが冨田恵一(冨田ラボ)プロデュースで出した最後のシングル。

この次のシングル「Lullaby」から、セルフプロデュースとなる。また今度、この曲については紹介したい。なんせ、トロンボーンの旋律に鳥肌。

それはさておき、この曲。キリンジには珍しく兄弟の合作。

ミドルテンポの曲が多いキリンジには珍しく、アップテンポで疾走感がある。

ひと夏の決心とそれに向かう強い心をもってこの曲は終わり、最後のリットが余計に次の言葉が欲しくなる欲求を掻き立てる。

この曲の主人公は、ゴールは見えているものの手を伸ばしても届かない。けれど、今はがむしゃらに進むしか無く、それこそがゴールに辿り着く唯一の手段だとわかっているので、そのまま自分の影を追いながら、先へ進んでいっているのではないだろうか。

もうワンポイント聞き所があるとすれば、兄・高樹が唄うワンフレーズ「十四時過ぎの陽炎」が、何よりも僕好みに仕上がっている。

▼▼▼ひと夏を歌った曲をご紹介▼▼▼

槇原敬之「pool」

大江千里「夏の決心」

この記事を書いた人

がみ
がみ
宮崎でITベンチャーから非ITベンチャーへ転職したWEB系のエンジニア。路上から始まったバンド人生は、いろんな人に支えられ大人の趣味となりました。旦那業を兼務しながら一児のパパを生業とするサーバエンジニア。

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