決心の夏、身体だけが知っている – 十四時過ぎのカゲロウ
キリンジが冨田恵一(冨田ラボ)プロデュースで出した最後のシングル。
この次のシングル「Lullaby」から、セルフプロデュースとなる。また今度、この曲については紹介したい。なんせ、トロンボーンの旋律に鳥肌。
それはさておき、この曲。キリンジには珍しく兄弟の合作。
ミドルテンポの曲が多いキリンジには珍しく、アップテンポで疾走感がある。
ひと夏の決心とそれに向かう強い心をもってこの曲は終わり、最後のリットが余計に次の言葉が欲しくなる欲求を掻き立てる。
この曲の主人公は、ゴールは見えているものの手を伸ばしても届かない。けれど、今はがむしゃらに進むしか無く、それこそがゴールに辿り着く唯一の手段だとわかっているので、そのまま自分の影を追いながら、先へ進んでいっているのではないだろうか。
もうワンポイント聞き所があるとすれば、兄・高樹が唄うワンフレーズ「十四時過ぎの陽炎」が、何よりも僕好みに仕上がっている。
▼▼▼ひと夏を歌った曲をご紹介▼▼▼
槇原敬之「pool」
大江千里「夏の決心」
この記事を書いた人
- 宮崎でITベンチャーから非ITベンチャーへ転職したWEB系のエンジニア。路上から始まったバンド人生は、いろんな人に支えられ大人の趣味となりました。旦那業を兼務しながら一児のパパを生業とするサーバエンジニア。
この人が書いた他の記事
- 1曲紹介2016.04.05早い時間にお風呂にはいるのが好きになります – 黄金の舟
- 1曲紹介2016.03.08弾き語り時代からのファンには申し訳ないが – Week End
- 1曲紹介2016.02.09ア アラララァ ア アァ – To All Tha Dreamers
- 1曲紹介2016.01.28なんだか悲しくなります – rain
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでSoundeedsをフォローしよう!
Follow @ツイッターアカウント名
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。